Zabbix Agent インストール : Red Hat Enterprise Linux

投稿者: | 6月 3, 2020

本文章では、次のOS 環境のZabbix Agent インストール手順を説明しています。

  • RedHat Linux Enterprise

Firewall のポート開放

Zabbix サーバーが、Zabbix Agent にアクセスするために、Firewall の以下のポートを開放してします。

  • サーバーアドレス: ZabbixサーバーのIPアドレス
  • ポート番号: 10050/tcp

iptables でのポート開放

iptables を使用している場合には、以下のコマンドにより10050/tcp ポートを開放します。

# iptables -A INPUT -s <指定のIP アドレス>/32 -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 10050 -j ACCEPT

Zabbix Agent リポジトリの追加

OS の準備ができたら、Zabbix インストール用のリポジトリを追加します。
以下のURL にアクセスします。

本文章では、Zabbix 4.0 LTS を使用します。

各項目では、以下の内容を選択します。
選択すると、インストールするリポジトリのURL と、実行するコマンドが表示されます。

Zabbixバージョン 4.0 LTS
OS ディストリビューション Red Hat Enterprise Linux
OS バージョン (インストールするOS のバージョン)
データベース/WEB SERVER エージェントには不要なので、初期選択のまま

Red Hat Enterprise 8 Zabbix-Agent インストール

本記事作成時点で、Red Hat Enterprise 8 のZabbix Agentインストール手順は、次の通りです。

# rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.0/rhel/8/x86_64/zabbix-release-4.0-2.el8.noarch.rpm
# dnf clean all

# dnf install zabbix-agent

Red Hat Enterprise 7 Zabbix-Agent インストール

本記事作成時点で、Red Hat Enterprise 7 のZabbix Agentインストール手順は、次の通りです。

# rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.0/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.0-2.el7.noarch.rpm
# yum clean all

# yum install zabbix-agent

Zabbix Agent 設定

Zabbix-Agent の設定を以下の通り実施します。

zabbix agent.conf 設定

/etc/zabbix/zabbix_agent.conf ファイルの値を次のように編集します。

Server=ZabbixサーバーのIPアドレス
Hostname=Zabbixサーバーで登録するホスト名
EnableRemoteCommands=1
LogRemoteCommands=1

「Hostname」で指定するホスト名は、Zabbixサーバーのホスト名と同じ文字列を設定します。
Hostnameが異なっている場合、リモートコマンドが正しく実行されません。

リモートコマンドの実行権の付与

Zabbixサーバーから、リモートコマンドが実行できるように、sodoerを以下のように編集します。

# visudo

zabbix ALL=(ALL)NOPASSWD: ALL

Zabbix Agent 有効化と起動

zabbix agent.conf の設定が完了したら、以下のコマンドを実行してZabbix Agent を有効にします。

# systemctl start zabbix-agent
# systemctl enable zabbix-agent

Zabbix Agent の起動の確認

Zabbix Agent が起動したら、ログファイルで起動時にエラーが出ていないかを確認します。

# cat /var/log/zabbix/zabbix_agent.log