CentOS 6は、2020年11月30日でサポートが全て終了となった。
これによりミラーサーバーからもyumで参照するパッケージファイルが削除され、yum updateを実行してもエラーが発生するようになる。
暫定的な対応としては、yumの参照リポジトリを変更することで yum でパッケージのインストールができる。
リポジトリURL: https://vault.centos.org/[メジャーバージョン].[マイナーバージョン]/
サポートが切れたOSを運用し続けることは、セキュリティ面からも推奨できないが、移設・移行時の作業のための暫定対応としては、上記 リポジトリURL を使用することができる。
vault.centos.org リポジトリの設定
vault.centos.org リポジトリを使用するには /etc/yum/repo.d/CentOS-Base.repo を書き換える。
最初に使用する リポジトリのバージョンを確認するため、以下のコマンドと結果を確認する。
$ cat /etc/redhat-release
CentOS release 6.10 (Final)
バージョンが確認できたら、以下の内容を書き換える。
ここでは base を例に説明する。
- mirrorlist をコメントアウトする
- baseurl でvault.centos.org に変更する
[base]
name=CentOS-$releasever - Base
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=os
baseurl=baseurl=https://vault.centos.org/6.10/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-6
updates, extras, centosplus も同様のルールでURLを変更する。