Cent OS 6の環境では、Python2.6.6が標準でインストールされる。
Python3 環境を使用する場合、通常は pyenvなどで切り替えが可能であるが、システムとしてpython3を使いたい場合がある。
Let's Encryptのcertbotをソースコードからインストールしたい場合などは、OSのPythonを検出するためうまくいかない場合がある。
ここでは、Cent OS 6にPython3の環境を構築する手順を説明する。
rpmリポジトリの追加
IUS Community Project リポジトリ追加
# yum install -y https://repo.ius.io/ius-release-el6.rpm
IUS Community Project リポジトリが追加できたら、以下のコマンドでPython3をインストールする。
# yum install -y python36*
Python3/pip3の設定
パッケージの追加ができたら、以下のコマンドを実行して python3 と pip3 が利用できるようにする。
# ln -s /usr/bin/python3.6 /usr/bin/python3
# ln -s /usr/bin/pip3.6 /usr/bin/pip3
Cent OS 6では、システムの管理コマンドなどが Python2系が前提となっているので python や pip コマンドを直接 リンクすると事故が発生する。
python や pip を書き換えるようなリンクを設定しないように注意が必要である。
リポジトリURLの変更 : 2020/06/01
2020年6月1日からリポジトリのURLが変更となりました。
旧リポジトリURL
https://rhel6.iuscommunity.org/ius-release.rpm
https://centos6.iuscommunity.org/ius-release.rpm
新リポジトリURL
https://repo.ius.io/ius-release-el6.rpm
https://repo.ius.io/ius-release-el7.rpm